投資初心者が最初に学ぶべきことは、株や投資信託の選び方ではなく「お金の考え方」を整えることです。
多くの日本人は「お金=汚いもの」という思い込みを持ち、投資や資産形成に挑戦できずにいます。
しかし実際には、お金は人生を豊かにする大切なツールであり、正しいマインドセットを持つことで誰でも資産を増やす行動に踏み出せるんです。
本記事では、お金に対するネガティブな思い込みが資産形成を妨げる理由、マイナスイメージを持ち続けるデメリット、逆にプラスの考え方を持つメリットを解説。
さらに投資初心者が実践できる具体的なマインドチェンジのステップを紹介し、確実に未来を変える第一歩をお届けします。
投資クエスト1-1「お金の考え方をプラスに転換せよ!」
~クエストクリア条件~
①お金にマイナスイメージを持つデメリットを知る
②お金にプラスイメージを持つメリットを知る
③マインドを変えて、お金に対するプラスイメージを作る

資産形成ピラミッドを使った投資のシステム化で、投資初心者でも資産を着実に増やす方法については、こちらで詳しく解説しています

なぜ日本人は「お金=汚いもの」と思い込むのか?
あなたはお金に対して、このようなイメージを持っていませんか?
・お金は汚いもの、お金儲けは悪いこと
・お金のことを話題にする人は卑しい
・家庭や職場では、お金の話をしてはいけない
・お金持ちは悪いことをしてお金を稼いだに違いない
・お金は汗水たらして稼ぐもの
・働かずに得たお金(投資で得た不労所得など)はずるい、卑怯
・投資はギャンブル
つまりお金に対する嫌なイメージですね。特に日本では「お金=汚いもの」という考え方が根強く、多くの日本人はお金に対してマイナスイメージを持っているんです。
日本では文化的に長い間、「清貧」「質素」が尊いとされる文化でした。欲を捨て、つつましく生きよという感じですね。
清貧:無理に富を求めようとせず、行いが清らかで貧しい生活を送ること
さらに戦後は「勤勉に働くこと」「自分を抑えて我慢すること」が美徳とされ、学校でも金融教育がほとんど行われなかったんです。
そのほかメディアでも、「お金持ち=悪」「お金持ちは金の亡者」みたいなネガティブな描かれ方が多いです。
その結果、お金の話は「卑しいもの」として家庭や職場でもタブー視され、自然と「お金=悪いもの」というマインドが日本人の間に浸透してしまったんです。
1990年、日本のバブル経済が崩壊。日経平均は最高値38,915円から7054円まで、実に8割以上暴落しました。

当時日本株に投資をした人は大損をして、「投資はギャンブル」というレッテルを貼られてしまったんです。
こうした文化的背景とバブル崩壊の苦い記憶により、多くの人は投資や資産形成の話を聞いても「危険」「怪しい」「詐欺」と感じてしまい、行動を起こせなくなっています。
日本では歴史的・文化的に「清貧」が美徳とされてきた
戦後の教育では金融リテラシーがほとんど育たなかった
バブル崩壊の記憶から「投資=ギャンブル」の意識が根付いた
お金をツールとして認識することが大切
日本では当たり前の「お金=汚い」という風潮。でも本来、お金は善も悪も無いただのツールなんです。使い方によっては、人生を豊かにも不幸にもしますが、お金そのものは中立的なツールです。
大切なのは、「ツールを使う人の意識」です。
政治は本来、法律を作ったり政策を行って、国を運営する仕組み・システムですよね。
政治というシステムをうまく使えば、国民はより豊かに幸せになれます。ですが、政治を悪用して自分の私利私欲のために使う人ばかりになれば、国は貧しくなって、税金だけが上がって、みんな苦しみますよね。
原子力テクノロジーは、それ自体はただのツールで、善も悪もないですよね。
上手く使えば、エネルギー問題を解消したり、医療技術に応用したり、人々を幸せにするツールになります。
ですが核兵器として使えば、人類史上最悪の大量破壊兵器になってしまう。
つまりツールは使い方によって、人は幸せにも不幸にもなる。使う人の意識によって変わるんです。
お金そのものは、善も悪もないただの中立的なツール。ですが、お金にどんな意識をもってどう使うかで、見る現実が全く違うものになります。
お金を「人生を変えてくれる素晴らしいツール」として使えば本当に人生がお金で豊かになるし、「お金なんて汚い」と思えば、お金に苦労する人生になってしまうんです。
お金そのものは「善悪のない中立的なツール」
政治や原子力と同じく「使い方次第で良くも悪くもなる」
マインドを変える第一歩は「お金=ツール」と理解すること
お金の考え方を誤解すると資産形成が進まない理由
人には無意識の「信念」や「思い込み」があり、行動に大きな影響を与えているんです。
例えば「お金は汚い」と思っていれば、お金に関する情報を耳にしても無意識に心の中で拒否反応が出てしまいます。

逆に「お金は人生を豊かにするツール」と思えれば、情報を素直に受け止め、素直に学ぶことができるんです。学ぶ姿勢があるからこそ、家計管理やキャッシュフローの理解、そして投資のシステム化へと自然に進むことができる。
せっかく資産を増やすチャンスがあっても、マイナスのフィルターを通して見れば「怪しい」「自分には無理」と感じてスルーしてしまう。心の中でブレーキをかけてしまうんです。
資産形成は「知識を学び、実践し、継続する」という流れでしか成果が出ません。
ですが、お金=悪と思い込んでいると、お金について学ぶ事すらできないんです。これこそが、お金にマイナスイメージを持つと資産形成を進められない最大の理由なんです。
資産形成を進めるうえで一番大事なのは、知識やテクニックよりもまず「正しいお金の考え方」を持つこと。ここを変えなければ、いくらノウハウを学んでも実践できず、成果は得られません。
思い込みが「学び」や「行動」を無意識に止めてしまう
マイナスのフィルターで見れば、投資のチャンスをスルーしてしまう
資産形成の成功は「正しい考え方」から始まる
お金にマイナスイメージを持ち続けるデメリット
デメリット1:投資や資産形成に一歩踏み出せない
「お金は汚いもの」と思い込んでいると、投資や家計管理に取り組む前からブレーキがかかります。最初の一歩を踏み出せないことが、最大の損失。資産形成のスタートラインにすら立てなくなってしまいます。
デメリット2:チャンスを見逃し続ける
副業や投資の話を耳にしても、「怪しい」「危険」と決めつけてしまい、成長の機会を永遠に逃します。情報を活かせる人との差は、年月が経つほど信じられないくらい大きな資産格差となって表れるんです。
デメリット3:お金を持つ人を妬んでしまう
「お金持ちはズルをしている」と考えると、人の成功から学べなくなります。資産形成で成功している人は、ほぼ100%投資をしています。ですが嫉妬心が強まれば、自分自身の努力や学びにも悪影響を及ぼし、結果的に成長のチャンスを閉ざしてしまうんです。
デメリット4:浪費・消費に偏ってしまう
「お金は増やせない、すぐ無くなるもの」という思い込みは、投資や貯蓄よりも消費を優先させてしまいます。
目先の欲求ばかりにお金を使ってしまう行動につながり、その結果、資産が積み上がらず、いつまで経っても生活が安定しません。
デメリット5:将来の不安が消えない
投資というお金を増やす手段を拒否している限り、老後や病気などの将来不安が常につきまといます。働き続けなければ生活できないという意識は、心の余裕を奪い、人生の質を下げてしまいます。
投資や資産形成のスタートが切れない
成長のチャンスを逃し続ける
嫉妬や浪費につながり、将来の不安が消えない
お金にプラスの考え方を持つメリット
メリット1:行動が前向きになり、投資に挑戦できる
「お金は人生を豊かにするツール」と考えられるようになると、投資や副業に対して積極的に行動できます。学びと挑戦の積み重ねが、資産形成の加速につながります。
メリット2:正しいマネー知識を吸収できる
ネガティブな感情がなくなれば、投資や家計管理を冷静に学べます。マネーリテラシーを正しく吸収できることで、確実に資産形成を前に進める力が身につきます。
メリット3:心に余裕ができて人間関係が上手くいく
お金の考え方をプラスに変えて実際に投資を行えば、資産が増えて心に余裕が出てきます。余裕が生まれると、他人に対しても優しくなれたり、お金持ちを見ても嫉妬しなくなったりと、人生に余裕が出てきます。
すると、かえって人間関係が上手くいったり、プラスの相乗効果も生まれるんです。
メリット4:将来を設計できる安心感を得られる
お金にポジティブな意識を持つと、資産形成を前向きに続けられます。その結果、老後やライフプランに対する不安が軽減され、長期的な安心感を得られるんです。
メリット5:人生を楽しむための選択肢が増える
資産を築けるようになれば、旅行・趣味・家族との時間など、自分らしい生き方を選択できます。経済的自由が広がれば、人生の楽しみ方も無限に増えていくのです。
行動が前向きになり、投資にも挑戦できる
正しい金融知識を吸収しやすくなる
人間関係や人生設計が豊かになる
投資初心者がお金のマインドを変える5つのステップ
ステップ1:お金の正体と仕組みを知る
昔は、モノとモノの交換、つまり物々交換で生活していましたよね。それがさらに便利になるよう、様々なものと交換できる共通の道具として、お金が生まれたんです。
つまりお金の正体は、ただの価値交換ツール。
まずは、お金の正体と仕組みを知って、「お金=汚い」という感情的な思い込みから距離を取る。
つまり客観的なお金の知識を得ることがマインド変化の第一歩になります。
ステップ2:お金に関する無意識の思い込みに気づく
思い込みに気づくためのオススメの方法が、「紙に書いてみること」です。
紙に自分の考えを書く事で、普段気づけない自分の心の底の思いを洗い出し、客観的に見れるようになるんです。
あなたのお金についてのイメージを、ぜひ書き出してみてください。
ステップ3:お金にプラスイメージを持つと決心する
お金というツールを「どう使うか」で結果が全く変わってきます。ここで「お金にプラスイメージを持とう」と決心できれば、今後の運命が大きく変わっていくんです。
これまでの考えを変えるのはエネルギーがいる作業ですが、勇気を出してプラスのイメージに踏み出すことが大切。「これからはお金をプラスにとらえよう!」と心に決めてください。
ステップ4:実際に行動を起こす
例えば毎月給料を使い切ってしまう人なら、5000円でいいから貯金してみるのもオススメ。貯蓄するのも立派な行動です。
お金を使う時に「ありがとう」という感謝の気持ちをお金に添えることも、お金に対する嫌なイメージを変えるのに役立ちます。

他にもお金に興味を持って日経平均の価格を調べてみたり、ネットでほんの少しでも投資の情報を集めるなんかでもOK!
ステップ5:継続して習慣化する
「お金にプラスのイメージを持つ」と紙に書いてトイレのドアに貼って毎日見たり、毎日の株価の動きをチェックしたり、毎月のちょっとした貯金を続ける。
そんな小さな行動でも続ける事で、やがて大きな変化につながるんです。
5つのステップを続けていけば、お金の考え方は確実にプラスイメージに変わっていくはずです。
ステップ1:お金の正体を知る
ステップ2:無意識の思い込みに気づく
ステップ3:プラスのイメージを選ぶ
ステップ4:小さな行動で成功体験を積む
ステップ5:継続して習慣化する
お金の考え方は「人生を豊かにするツール」になる
お金は本来、ただの価値交換ツールです。ですがツールは、使い方次第で大きく結果が変わります。自由を広げて自分や家族を豊かにするためのツールとして使う事もできる。
ですがお金を不安の種と考えると、「お金がなくなる」「奪われる」という発想になりやすく、かえってお金に縛られる人生になってしまうんです。
「お金=悪」と思っていると、お金に縛られた窮屈な人生になってしまう
お金があることで、選択肢が広がります。働き方を自分で選べたり、家族との時間を大切にできたり、やりたいことに挑戦する余裕だって生まれるんです。
反対にお金が無いと、「やりたいことがあっても諦める」という状況に直面しやすくなります。
つまりお金は「人生をデザインするための強力な味方」になってくれるんです。
しかもお金の知識があれば、「投資」という形でお金をシステム化して運用して、さらに増やすことができます。
「お金=怖いもの」というブレーキが外れるから、行動に移すスピードが速くなります。
積立投資や分散投資など、安全性の高い方法を冷静に選んで、「システム化」した資産形成を自然に取り入れられるようになります。これにより、お金に感情に振り回される人生から抜け出して、お金の仕組みを活用する安定した人生への土台を築けるんです。
お金を「人生を豊かにするツール」と捉えられるようになった瞬間、投資や家計管理への取り組み方も大きく変わります。
マインドを変えることで、豊かな人生を送るためのチケットを手に入れることができるんです。お金は敵ではなく、未来を切り拓くパートナーなんです。
お金の捉え方ひとつで「幸せな人生」か「縛られた人生」かが決まる
投資はお金をさらに増やす「幸せ拡大のツール」になる
マインドを変えれば選択肢が広がり、人生をデザインできる
お金の考え方と投資マインドに関するよくある質問
Q1. お金の考え方を変えるのに、何から始めればいいですか?
A. まずは自分の思い込みに気づくことから始めましょう。お金のマインドを変えようと心に決め、小さな行動を続けることで、お金に対する罪悪感が薄れ前向きな気持ちが育ちます。
Q2. 投資はやっぱりギャンブルではないのですか?
A. 投資は正しく学べばギャンブルではありません。分散投資や長期運用を組み合わせ、さらに投資をシステム化すれば、誰でも再現可能な堅実な資産形成ができます。
Q3. 不労所得は「ズルい」と思われないでしょうか?
A. 不労所得はズルではなく、「お金の仕組み」です。仕組みを作った人が正当に得られる成果です。労働だけがお金を生む方法ではなく、「お金を働かせる」ことも立派な経済活動です。
Q4. 家族や友人に「投資は危険」と反対されます…どうしたらいいですか?
A. マインドや知識の差からそう思われることも多いです。「長期投資は安定的に資産を増やせる仕組みだ」と説明できるように、まず自分がお金の考え方を変え、正しい知識を身につけましょう。
Q5. お金に対するマインドを変えるのにどれくらい時間がかかりますか?
A.マインドを変える5ステップを実践すれば、1か月ほどでも効果は出てきます。ひとたびマインドが変わり始めれば、お金の知識に触れる機会も増え、加速度的にマネーリテラシーが上がっていきます。
まとめ|お金の考え方を変えて資産形成を加速させよう
「お金=汚いもの」という思い込みは、投資や資産形成の最大のブレーキです。逆に、「お金は人生を豊かにするツール」と捉えられるようになれば、学びや行動のスピードが一気に上がります。

今回紹介したデメリットとメリット、具体的な5つのステップを意識することで、誰でもお金に対するマインドを180度変えることが可能です。
そして投資をシステム化して再現性を高めることができれば、運任せの偶然ではなく必然的に資産を増やせる未来が待っています。
最後に強調したいのは、マインドを変えることは特別な才能がなくても誰にでもできるということ。あなたの人生と投資は、考え方を変えるだけで確実に加速します。
これまでの「お金=汚い」のイメージに縛られ、人生で損をし続けるか。それとも「お金=幸せ」とマインドを変えて豊かな人生を手に入れるか。決めるのはあなたです。
さあ、今こそ「お金=無限の可能性」と捉え直し、資産形成の第一歩を踏み出してみましょう。
投資クエスト1-1「お金の考え方をプラスに転換せよ!」これであなたは達成です!
次回は、資本主義の仕組み理解し、資産を増やして豊かになる方法について解説します↓↓
